共通テスト対策はいつから?過去問はいつから解く?——形式の練習は、解法の本を仕上げてから。2027年1月の日程と試験時間
共通テスト対策は、いつから始めればいいのか。過去問はいつから解くのか。大学入試センターの公表資料で2027年1月の日程・試験時間・問題作成方針を確かめたうえで、形式の練習に入るタイミングと、過去問の使い方をまとめました。
「共通テスト対策は、いつから始めればいいですか」
「過去問は、いつから解けばいいですか」
高2の終わりから高3にかけて、とてもよく聞く質問です。早く始めたほうがいい気もするし、基礎が固まらないうちに解いても意味がない気もする。
この記事では、まず大学入試センターの公表資料で共通テストがどういう試験かを確かめ、そのうえで形式の練習に入るタイミングをまとめます。
2027年1月の共通テスト:日程と試験時間
大学入試センターの公表資料(令和9年度)から、主なものをまとめます。
| 内容 | |
|---|---|
| 本試験 | 2027年1月16日(土)・17日(日) |
| 追試験 | 2027年1月23日(土)・24日(日) |
| 英語 | リーディング80分(100点)、リスニング60分(うち解答30分・100点) |
| 数学 | 数学①(数学Ⅰ,数学A/数学Ⅰ)70分、数学②(数学Ⅱ,数学B,数学C)70分 |
| 国語 | 90分(200点) |
| 理科 | 1科目60分(2科目は130分、うち解答120分) |
| 地理歴史・公民 | 1科目60分(2科目は130分、うち解答120分) |
| 情報Ⅰ | 60分(100点) |
出願は2026年9月15日〜10月2日で、すでに締め切られています。センターの資料によると、時間割は2026年1月の試験から変わっていません。出題教科・科目の出題方法と問題作成方針も、2026年1月の試験のものと比べて、年度の表記以外の違いは見つかりませんでした。
共通テストは、何を問う試験か
センターの「問題作成方針」には、次のようなことが書かれています。
- 知識・技能に加えて、思考力・判断力・表現力も重視する
- 学習指導要領に沿い、高校で使われている教科書を基礎とする
- ただし、新しい場面で力を使えるかを見るため、教科書で扱われていない資料を扱う場合もある
- 英語では、文法や語彙などの知識は、読む・聞く問題を解く中で評価する
実際、2026年1月の英語リーディングでは、昔のセンター試験のような発音・アクセント・並べ替えを単独で問う問題はありませんでした(センターの報告書に収録された英語教育の団体の評価)。だからといって文法が要らないわけではなく、文法や語彙の力は、英文を読む問題の中で試されます。
まずは②の本を仕上げることが、共通テストの土台
共通テストが教科書を基礎に作られるなら、まず必要なのは、教科書から入試の基本までの解法を一通り身につけることです。参考書の段でいうと、②(解法を身につける段)です(基礎問題精講と青チャートの記事)。
②の本を仕上げないまま共通テストの過去問を解くと、×の多くは「形式に慣れていない」ではなく「解法がまだ身についていない」ことが原因になります。その場合、過去問をたくさん解いても、同じところで止まり続けます。
形式の練習は、②の本を通してから
当塾では、共通テストの形式に慣れる練習(過去問や予想問題)に入る目安を、次のようにしています。
- 1
②の本を進める
最後まで通し、×の問題を日を空けて解き直す
本のレベルの目安は「参考書のレベルが合っているかの目安」の記事
- 2
通したら、過去問を1回分解いてみる
時間を測って、本番と同じ時間で
- 3
×を「どの段で落としたか」で分ける
解法が身についていない(②)/組み合わせ・資料の読み取り(形式)/時間切れ
- 4
②の×は②の本へ、形式の×は過去問・予想問題で
日を空けて、×の問題だけもう一度
「高3の◯月から」のように月で決めないのは、②の仕上がり具合が人によって大きく違うからです。②が早く仕上がった人は早く形式の練習に入れますし、まだの人は②を進めるのが先です。
過去問は、センターのサイトで無料で見られる
大学入試センターのサイトでは、過去3年分(2024〜2026年1月実施)の本試験と追試験の問題と正解が公開されています。英語のリスニングは音声とスクリプトもあります。
- 解説は載っていないので、×の問題は教科書や②の本の同じ単元で確かめる
- 著作権の関係で、一部を省略して掲載している科目がある
過去問の数には限りがあるので、②が仕上がる前に全部使ってしまわないように、計画の中でいつ・何回分解くかを先に決めておくのがおすすめです。
過去問の回し方
過去問も、参考書と同じように回します。
- 時間を測って、本番と同じ時間で解く
- その日のうちに、×の問題を解き直す(解説を読んだら閉じて、白紙から)
- ×を「どの段で落としたか」で分け、②の×は②の本の同じ単元へ戻る
- 日を空けて、×の問題だけもう一度解く
模試の復習と同じ考え方です(模試の判定の記事)。
よくある質問
- Q.共通テスト対策はいつから始めればいいですか?
- A.月で決めるより、各科目の解法を身につける本(②)の仕上がりで決めるのがおすすめです。当塾では、②の本を最後まで通したら、過去問や予想問題で形式の練習に入る目安にしています。それまでは②の本を進めることが、そのまま共通テストの土台になります。
- Q.共通テストの過去問はどこで手に入りますか?
- A.大学入試センターのサイトで、過去3年分の本試験と追試験の問題と正解が無料で公開されています。英語のリスニングは音声もあります。解説は載っていません。
- Q.共通テストの英語に文法問題は出ますか?
- A.2026年1月の英語リーディングでは、発音・アクセント・並べ替えのような文法を単独で問う問題はありませんでした。ただし問題作成方針では、文法や語彙の知識は読む・聞く問題の中で評価するとされているので、文法の勉強が要らないわけではありません。
- Q.2027年の共通テストはいつですか?
- A.本試験は2027年1月16日(土)・17日(日)、追試験は1月23日(土)・24日(日)です(大学入試センターの発表)。
今の本のレベルの目安は参考書のレベルが合っているかの目安、英語の時間配分は英語長文で時間が足りないときの対策を読んでみてください。
出典・参考
- 大学入試センター 令和9年度 大学入学共通テスト 試験情報
- 大学入試センター 令和9年度 実施要項(日程・時間割)
- 大学入試センター 令和9年度 出題教科・科目の出題方法等
- 大学入試センター 令和9年度 問題作成方針
- 大学入試センター 過去3年分の試験問題
- 大学入試センター 令和8年度 問題評価・分析委員会報告書(本試験)
記事中の書名・版・構成は執筆時点の出版社公式情報にもとづきます。改訂により変わることがあります。問題文の転載は行っていません。
ほかの記事
無料相談でLINEで相談