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高校生の塾はいつから?塾なしで大学受験は大丈夫?——通塾率と費用のデータと、独学で詰まりやすい3つのところ

高校生は塾にいつから通えばいいのか。塾なしで大学受験はできるのか。高校生の通塾率と学習塾費の公表データを確かめたうえで、塾が必要かどうかを「自分でできるか」で判断するための3つのチェックをまとめました。

読了 約4分執筆: ルートアップオンライン塾(現役医学生が運営)

「塾には、いつから通えばいいですか」

「塾なしで大学受験は無理でしょうか」

高校生と保護者の方から、よく聞く質問です。周りが通い始めると焦る一方で、費用も小さくありません。

この記事は塾が書いている記事ですが、「早く通ったほうがいい」と言うためのものではありません。まず公表されているデータで実態を確かめ、そのうえで、塾が必要かどうかを判断するためのチェックをまとめます。

塾に通う高校生は、約3割

東京大学社会科学研究所とベネッセ教育総合研究所の調査で、保護者に「ふだん(夏休みではないふつうのとき)、学習塾に行っているか」を聞いた結果です(オンラインの塾を含み、英会話などの習い事は除く)。

通塾率(2023年)
高校1年生21.9%
高校2年生31.0%
高校3年生35.7%
高校生全体29.2%

学年が上がるほど増えますが、高3でも6割以上は塾に通っていません。2015〜2023年の高校生全体の通塾率は、26.8〜30.1%でほぼ横ばいです。

学習塾費:約6割は0円、払った家庭は年間約40万円前後

文部科学省「令和5年度 子供の学習費調査」(2026年1月16日に数値を訂正)から、高校(全日制)の学習塾費です。

公立私立
1年間の学習塾費の平均(0円の人も含む)約14万7千円約16万7千円
高3の平均約20万6千円約21万5千円
1年間の学習塾費が0円の人61.4%62.4%
払った人だけの平均約38万1千円約44万4千円

0円の人を含めた平均は十数万円ですが、実際に払っている家庭だけで見ると、年間40万円前後になります。

塾なしで大学受験はできるか

できます。市販の参考書には解答と解説がついていて、参考書の段(役割)に沿って1冊ずつ進めれば、教科書から入試までの内容は一通り身につけられます(基礎問題精講と青チャートの記事)。

ただ、独学には詰まりやすいところがあります。

独学で詰まりやすい3つのところ

ここからは当塾の考え方です。

  1. 1

    ① 今の段を決めて、本を1冊に絞る

    どの本から始めるか。同じ役割の本を重ねていないか

    目安は「参考書のレベルが合っているかの目安」の記事

  2. 2

    ② 計画を立て、崩れたら割り直す

    問題数÷週数で1週間の量を出し、2〜4週ごとに割り直す

  3. 3

    ③ 分からない問題を質問する

    解説を読んでも分からない行を、誰かに聞ける

    学校の先生、友達など。相手がいれば塾でなくてもいい

3つとも自分でできていれば、塾は必須ではありません

3つのチェック

次の質問に、自分で「はい」と答えられるかを確かめてみてください。

チェック「いいえ」のときによくある様子
科目ごとに、今使う本が1冊に決まっている評判の本を何冊も持っていて、どれも途中
今週どの問題番号まで進めるかが決まっていて、遅れたら割り直している計画を立てても3日で崩れ、立て直さないまま
分からない問題を、1週間以内に誰かに聞ける分からない問題が×のまま残っていく

3つとも「はい」なら、塾なしで進められる状態です。参考書の選び方と計画の立て方は、このブログの記事にまとめています(勉強計画の立て方、参考書は何周するべきか)。

「いいえ」がある場合も、すぐに塾が必要というわけではありません。学校の先生に質問する、家族と計画を確かめる、といった方法で補えることもあります。

「いつから」は、学年より「詰まったとき」

塾に通い始める時期について、何年生からがよいかを比べた信頼できるデータは、当塾では確認できていません。上の通塾率も、通っている人の割合で、いつ始めると効果的かを示すものではありません。

当塾では、学年で決めるより、上の3つのどこかで2〜4週続けて詰まっていると気づいたときが、何か手を打つタイミングだと考えています。

  • 本が決められない・今の本が合っているか分からない
  • 計画が崩れたまま、2〜4週立て直せていない
  • 分からない問題を聞く相手がいない

そのときに考えるのは「塾に行くか」より、どこを補いたいかです。授業で説明を聞きたいのか、計画と進み具合を管理してほしいのか、質問できる相手がほしいのか。それによって合う手段は変わります。

当塾について

当塾は、参考書を使った課題管理型のオンライン塾です(英語・数学・物理・化学)。個別の学習計画、週1回のオンライン面談、システムでの課題配信と進み具合の管理、チャットでの質問を行っています。上の3つのうち、①〜③を補いたい人向けの塾です。

よくある質問

Q.高校生は塾にいつから通えばいいですか?
A.何年生から通うとよいかを比べた信頼できるデータは確認できませんでした。学年で決めるより、本を1冊に決める・計画を立てて割り直す・分からない問題を質問する、のどこかで2〜4週続けて詰まっていると気づいたときに、何を補いたいかを考えるのがおすすめです。
Q.塾なしで大学受験はできますか?
A.できます。市販の参考書には解答と解説がついていて、段に沿って1冊ずつ進めれば、教科書から入試までの内容は身につけられます。調査でも、高3で塾に通っているのは35.7%(2023年)です。今の段を決める、計画を割り直す、質問する、の3つが自分でできているかを確かめてください。
Q.高校生の塾代は年間いくらくらいですか?
A.文部科学省の令和5年度の調査(2026年1月訂正版)では、高校(全日制)の学習塾費の年間平均は公立で約14万7千円、私立で約16万7千円でした。ただし約6割は0円で、払った家庭だけで見ると平均は約38万〜44万円です。
Q.塾に通う高校生はどのくらいいますか?
A.東京大学とベネッセ教育総合研究所の調査(2023年)では、高校生全体で29.2%、高1で21.9%、高2で31.0%、高3で35.7%でした。

独学で進めるなら、まず参考書のレベルが合っているかの目安と勉強計画の立て方を読んでみてください。

出典・参考

記事中の書名・版・構成は執筆時点の出版社公式情報にもとづきます。改訂により変わることがあります。問題文の転載は行っていません。

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