ルートアップオンライン塾

英文法はどこまでやれば英文解釈に進める?——基本の問題集1冊を通したら次へ。網羅型や頻出1000を先に終わらせなくていい

英文法はどこまでやれば、英文解釈に進んでいいのか。基本の文法問題集1冊を最後まで通したら解釈へ、という目安と、Vintageなどの網羅型や頻出1000をいつ使うか、英語で並行してよい条件をまとめました。

読了 約3分執筆: ルートアップオンライン塾(現役医学生が運営)

「英文法は、どこまでやれば英文解釈に進んでいいですか」

英語の勉強の順番で、とてもよく聞く質問です。文法の問題集を全部完璧にしてから、と考えると、いつまでも解釈に進めません。逆に早すぎると、解釈の本で文法の説明が分からず止まります。

この記事では、当塾が使っている目安と、その理由をまとめます。

英語のメインの本は、1冊ずつ順番に

英語の勉強は、大きく次の順に進みます。

  1. 1

    文法の基本の問題集

    英文法ポラリス0(基礎)か1(標準)など。どちらか1冊

    大岩のいちばんはじめの英文法は、分からない単元だけ読む講義の本として横に置く

  2. 2

    英文解釈

    肘井学の読解のための英文法 必修編か、入門英文解釈の技術70。どちらか1冊

  3. 3

    長文

    The Rules など

  4. 4

    過去問

    志望校の形式に合わせる

単語帳は、この流れとは別に最初から毎日続けます

メインの本は、英語でも1冊ずつです。文法の問題集を2冊重ねたり、解釈の本を2冊続けたりはしません。

解釈に進む目安:基本の問題集を1冊通す

英文解釈の本は、文法の知識を使って長い文の構造を取る練習をする本です。ですから、基本的な文法の知識がひととおり使えることが前提になります。

その目安として、当塾では次のように決めています。

  • 今使っている文法の基本の問題集(ポラリス0か1など)を最後まで通し、×の問題を日を空けて解き直したら、解釈へ進む
  • 途中は、解いていての手ごたえで本のレベルを見る。8割以上解けるなら合っている、5〜8割ならちょうどいいレベルで×の問題を2周目で回収する
  • 5割未満が続くなら、1つやさしい本に替える(ポラリス1ならポラリス0へ)。ポラリス0でも5割未満が続くなら、分からない単元を大岩のような講義の本で確かめながら進める

8割・5割は、参考書の段を見るときに当塾が使っている目安と同じで、体感でかまいません(参考書のレベルが合っているかの目安)。

網羅型や頻出1000は、先に終わらせなくていい

学校でVintage・Next Stage・スクランブルのような網羅型の問題集が配られていると、「これを全部終えてから解釈へ」と考えがちです。

ただ、網羅型の問題集は、語法・イディオム・会話表現・発音まで幅広く扱う本で、解釈に進むための条件ではありません。頻出1000はさらにその先の、入試の文法・語法問題を一気に仕上げる本です(大岩と頻出1000の記事)。

これらは、文法・語法の単独問題を多く出す大学を受ける人が、基本の問題集を終えたあとに、メインの本と並行して使う本です。解釈に進む前に終わらせる必要はありません。

英語だけ、条件つきで並行を認める理由

当塾は、ほかの教科では「同じ教科は1冊ずつ」と決めています。英語だけ、条件つきで並行を認めています。

英語は、文法・解釈・単語のどれもが、最終的に「長文を読む」ことにつながる教科です。文法の仕上げを長文の時期と並行したり、長文の時期に解釈の本を復習したりすることに意味があります。ただし、条件があります。

条件内容
メインの本は1冊文法の基本 → 解釈 → 長文の順に、1冊ずつ
並行してよいのは文法の基本の問題集を終えた人だけ
並行はメインの本+補助1つまで
補助にするのは文法の仕上げ(網羅型・頻出1000など)か、解釈の本の復習のどちらか
単語帳段とは別に、全員が最初から毎日

文法の基本の問題集を終えていない段階で網羅型や頻出1000を並行すると、同じ文法を2冊でなぞることになり、どちらも途中で止まりやすくなります。

解釈に進んでからも、文法は使い続ける

解釈の本で分からない文法が出てきたら、文法の基本の問題集の同じ単元に戻って確かめます。大岩のような講義の本を持っていれば、その単元の講だけ読みます。最初から全部をやり直す必要はありません。

よくある質問

Q.英文法はどこまでやれば英文解釈に進めますか?
A.当塾では、文法の基本の問題集1冊(英文法ポラリスの0か1など)を最後まで通し、×の問題を日を空けて解き直したら解釈に進む目安にしています。網羅型の本まで終えてからでなくてかまいません。
Q.英文解釈はいつからやればいいですか?
A.時期よりも、文法の基本の問題集の進み具合で決めます。基本の問題集を最後まで通したら、学年にかかわらず解釈の本に進んでください。
Q.VintageやNext Stageは、解釈の前に終わらせるべきですか?
A.終わらせる必要はありません。網羅型の問題集は、文法・語法の単独問題を多く出す大学を受ける人が、基本の問題集を終えたあとに補助として並行して使う本です。
Q.文法と解釈を同時に進めてもいいですか?
A.文法の基本の問題集を終えるまでは、メインの本1冊で進めてください。終えたあとは、メインの本+補助1つまでなら並行してかまいません(単語帳は別に毎日)。

初めて見る英文で点が取れないときは英語の模試で点が取れないときの記事、解釈から先は英語長文で時間が足りないときの対策を読んでみてください。

出典・参考

記事中の書名・版・構成は執筆時点の出版社公式情報にもとづきます。改訂により変わることがあります。問題文の転載は行っていません。

ほかの記事

自分の場合は?を
無料相談で
LINEで相談